大分市議会 > 2021-08-23 >
令和 3年厚生常任委員会( 8月23日)

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  1. 大分市議会 2021-08-23
    令和 3年厚生常任委員会( 8月23日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年厚生常任委員会( 8月23日)                 厚生常任委員会記録 1.開催日時    令和3年8月23日(月)午前9時58分開議~午前11時0分休憩               午前11時5分再開~午前11時37分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長 足立 義弘  副委員長 川邉 浩子    委 員 牧  貴宏  委 員  穴見 憲昭    委 員 斉藤 由美子 委 員  馬見塚 剛    委 員 松下 清高  委 員  岩川 義枝    委 員 佐藤 睦夫 欠席委員    なし
    4.説明員   (福祉保健部)    斉藤福祉保健部長後藤福祉保健部審議監兼福祉事務所長、    宮下福祉保健部審議監沖田福祉保健部審議監山本長寿福祉課長、    衛藤保健総務課長後藤保健予防課長田崎障害福祉課長、    佐藤人権・同和対策課長佐藤福祉保健課長大畑長寿福祉課参事、    田崎人権・同和対策課参事尾島障害福祉課参事秦長寿福祉課参事、    佐藤保健総務課参事徳丸保健予防課参事   (子どもすこやか部)    安東子育て支援課政策監 5.事務局出席者    書記 間部 滉之 6.審査案件等   【報告事項】    ・大分市における新型コロナウイルス感染症に関する状況及び対応について    ・新型コロナウイルスワクチン接種について    ・令和2年度人権に関する市民意識調査報告書    ・その他   【協議事項】    ・評価対象事務事業について    ・その他                 会議の概要                              令和3年8月23日                              午前9時58分開議 ○足立委員長   おはようございます。ただいまから厚生常任委員会を開会いたします。  本日は傍聴者の方もおられるようですが、遵守事項に従って、静粛に傍聴していただきますようにお願いをいたします。  本日の委員会は、第3回定例会中に決算審査の一環として行う事務事業評価評価対象事務事業であります、障がい児通所支援事業ひとり暮らし高齢者愛訪問事業放課後児童支援コーディネーター事業の3事業につきまして、調査・研究を行うものです。  お手元に配付しております日程案のとおり、福祉保健部より報告事項及び評価対象事務事業の説明を受けた後、子どもすこやか部より評価対象事務事業の説明を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  また、本日の委員会では関係者のみ出席とし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスク着用を認めておりますので、発言の際は大きな声ではっきりと発言するようにお願いいたします。  ここで、斉藤福祉保健部長より発言を求められておりますので、これを許可します。 ○斉藤福祉保健部長   おはようございます。貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。  足立委員長川邉副委員長をはじめ委員の皆様方には、平素から福祉保健行政の推進につきまして、格別の御協力と御指導を賜り厚くお礼申し上げます。  本日は報告事項3件と9月の第3回定例会、決算審査に係る事務事業評価評価対象事務事業のうち、福祉保健部が所管する障がい児通所支援事業ひとり暮らし高齢者愛訪問事業について、調査・研究をなされるとのことでございますので、担当課長より資料に沿って御説明させていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○足立委員長   それでは、報告事項について説明を受けたいと思います。  まず、大分市における新型コロナウイルス感染症に関する状況及び対応についての報告を受けます。 ○後藤保健予防課長   報告事項①について、令和3年8月19日現在の状況を御報告いたします。4番以降につきましては、保健総務課長から御報告いたします。  まず、1の感染者の発生状況についてです。陽性者数ですが、8月19日現在、大分市を含む大分県で5,020人となっています。そのうち3,958人の方が退院され、65人の方が亡くなっております。大分市については2,638人の陽性者が発生し、2,067人が退院され、29人の方が亡くなっております。  お亡くなりになった29名のうち22名は第4波に伴うもので、7月以降にお亡くなりになった方はいません。なお、現在重症者は1名です。  2の大分市民PCR等検査人数及び陽性者数です。  青色の棒グラフが検査人数、赤色の折れ線グラフ陽性者数を表しています。検査人数ですが、棒グラフと右の月別検査人数の表を併せて御覧ください。  昨年の12月から今年2月にかけての第3波では、1月に7,713人で、今年の4月から6月にかけての第4波では、5月に1万2,759人と過去最高の検査数となっております。8月は19日現在で既に8,464人となっております。民間検査機関への委託検査医療機関検査体制の充実により、対応しているところです。  陽性者数につきましては、今年の5月の871人が最高で、8月は19日現在で716人となっております。  この資料には記載されておりませんが、昨日の22日現在では1,039人となっております。  一番下の棒グラフを御覧ください。昨年の3月からの日ごとの陽性者数を表しております。  第4波では、5月14日の56人が最高となっておりますが、8月19日現在では、今まで最高の97人となっております。その後、更新され、8月20日には118人の陽性者が確認されています。  下の右の図の7月以降の陽性者の推移を御覧ください。橙色の折れ線グラフが大分県全体を、青色が大分市の陽性者数を表しています。  大分市の陽性者につきましては、7月27日までは4人以下で推移してきましたが、徐々に増加し、8月12日以降から急激に増加しています。  感染経路としましては、仕事や帰省等での県外由来や、お盆で親族との会食を通して家族内感染へと広がっている事例が多く見られます。また、学校、放課後児童クラブ高齢者福祉施設スポーツサークル、職場などで、7月以降9件のクラスターが確認されております。  第4波ではイギリス由来アルファ株でしたが、8月にはさらに感染力の強いインド由来デルタ株への置き換わりが進み、感染が急拡大しております。  これまでに経験したことがない陽性者の増加となっており、この間、保健所全体で協力体制を組むとともに、福祉保健部や総務部、市民部の専門職や事務職の応援体制を敷いて対応しております。さらには、積極的疫学調査や接触者健診等に外部人材を活用するなど、体制の強化を図りながら、感染拡大防止に努め、何とか乗り切るように努めているところです。  次に、3、大分市保健所に寄せられた相談についてです。  昨年の3月、4月ほどではありませんが、陽性者数の増減に伴い、相談件数も増減しております。第4波では、5月に4,758件となっており、8月は19日現在で3,010件となっております。  主な相談内容は治療や受診に関する相談、特に有症状などの相談が多く、そのほか、今では抗原検査センターに関する問合せも寄せられております。こちらも保健師や看護師など専門職の外部人材を活用し、対応を図っております。 ○衛藤保健総務課長   続きまして、4番の大分市PCRステーションについて御説明いたします。  大分城址公園で行っておりますPCRステーションについては、鼻から検体を採る検体採取は、昨年度末で終了し1,510件となっております。唾液の検体につきましては、今年度も継続して実施しており、医療機関からの依頼により検体を採取しております。  まだ8月半ばではありますが、先月の101件を超える161件と増えている状況です。  続きまして、2枚目、抗原検査センターの状況についてです。  現在、JR大分駅前におきまして、4月29日から9月30日までの間を予定して実施しております。  (1)のところに受検者数及び陽性者数を示しておりますが、グラフでも分かりますとおり、開設当初1,000人を超える日が2日ほどあり、その後、400人から200人程度の人数で推移をしておりましたが、8月に入りまして帰省客等が増えたことにより、8月5日からまた1,000人を超える状況になっております。  8月7日の土曜日には1,700人という受検者が抗原検査センターに訪れております。  8月19日までの合計数といたしまして、県外の移動者につきましては4万5,388人、陽性者数が39人。商店、飲食店関係につきましては1万9,011人、陽性者数は114人。合計で6万4,399人、陽性者数は153人となっております。  続きまして、(2)ですが、JR大分駅の抗原検査センターの出張所として、当初は8月13日から8月18日までの予定でしたが、現在、8月25日まで3か所設置しております。開設時間につきましては、午前9時から午後6時までです。設置場所は、現在、鶴崎市民行政センター北側駐車場稙田市民行政センター駐車場、あけのアクロスタウンセンターコートで行っております。抗原検査キットにつきましては、JR大分駅前の物と同様のものを使っております。  検査数につきましては、1日1,000件の抗原検査キットを配布しております。  ここでの検査方法につきましては、一旦御自宅に持って帰っていただき、御自宅で検査した後、陽性反応があった場合、再度、JR大分駅前抗原検査センターに来ていただいてPCR検査をし、確定をするという流れになっております。  これまでの実績につきまして、資料では19日までの数字を示しておりますが、それ以降、金曜日、土曜日、日曜日の数字が出ましたので、口頭にて申し上げます。  20日の金曜日につきましては、鶴崎市民行政センター北側駐車場が配布数1,000個、陽性者数1人。稙田市民行政センター駐車場が配布数1,014個、陽性者数が0人。あけのアクロスタウンセンターコートが配布数1,005個、陽性者数が2人。続いて21日の土曜日につきましては、鶴崎市民行政センター北側駐車場が配布数1,001個、陽性者数が3人。稙田市民行政センター駐車場が配布数1,001個、陽性者数が2人。あけのアクロスタウンセンターコートが配布数1,021個、陽性者数0人。22日の日曜日が、鶴崎市民行政センター北側駐車場が配布数1,002個、陽性者数1人。稙田市民行政センター駐車場が配布数1,001個、陽性が0人。あけのアクロスタウンセンターコートが配布数1,003個、陽性者数1人となっております。  これで鶴崎市民行政センター北側駐車場の合計が1万39個、陽性が11人。稙田市民行政センター駐車場が9,909個、陽性が2人。あけのアクロスタウンセンターコートが1万994個、陽性が24人。配布合計が3万942個、陽性者数が37人となっております。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問や意見はありませんか。 ○松下委員   まず1点は、全国で若干気になる話があって、民間あるいは医院とかの検査状況を、この陽性者の中に入れているのかどうかということです。新聞によると、他市では民間の検査件数陽性者数はカウントしていないとありましたが、大分市はどうなっているのでしょうか。  それと、東京都だったと思うのですが、新聞やマスコミ報道によると、積極的疫学調査を行わないという話が出ています。実際はそれどころではないというのが本音だと思うのですが、大分市の場合はどうなのかということです。今後、積極的疫学調査を継続して行うのか教えてください。  また、今、非常に陽性者数も増えていますので、大変だろうと思います。その辺も含めて職員の対応は大丈夫なのかというのを3つ教えてください。 ○後藤保健予防課長   まず、検査のカウント数ですが、これは医療機関の検査でも全てカウントしており、ここに計上しております。積極的疫学調査については、今、各部局から応援体制を敷いて行っておりまして、今後とも引き続き調査を進めていく予定でございます。  それから、民間独自で行っている検査については、市は把握しておりません。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○穴見委員   陽性者が増えていますが、今、ホテルで療養されている方の数と、ホテルの空きはどのくらいなのかを教えてください。 ○斉藤福祉保健部長   現在、大分市のホテル療養者が昨日現在で324人です。県全体ではホテルが534室です。現在、大分市が324室ということですが、県全体で宿泊療養が438室なので、534室から438室を引いた数の空きがあるという状況です。新聞報道で、県はほかの市町村にもホテル療養施設を準備するとしていますので、そこら辺について私どもは把握していません。 ○穴見委員   要は、県に部屋を増やすかどうかの主導権があるということですよね。今後どうなるかというのはもちろん分からないですが、ホテル療養のための数を確保するように働きかけていくという認識でよろしいですか。 ○斉藤福祉保健部長   そのつもりです。もちろん、私どもも県にベッドの確保やホテルの数を確保するように、お願いしている状況でございます。 ○穴見委員   ありがとうございます。話が変わりますが、ここ数日で10歳未満の方の陽性者が増えていると認識があります。そういった方は一人でホテルに入れないですよね。自宅療養になるのですか。
    後藤保健予防課長   小さいお子さんがいる場合などは、自宅療養となることもあります。あと、保護者と一緒にホテル療養を行うような形になります。 ○穴見委員   自宅療養ホテル療養か選べるということですよね。というのが、やはり自宅療養のほうがいいという方と、自宅に高齢者などが一緒に住んでいるからホテル療養でという両方のパターンの声を聞くので。そういった場合は選べるということでよろしいですか。 ○後藤保健予防課長   そのとおりです。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○牧委員   抗原検査センターの出張所についてですけど、実際に私も利用させていただきました。消防団の仲間も何人かお世話になっていますが、すごくすばらしいことだと思います。  こうやって見ていると、毎日1,000人以上がそれぞれの抗原検査センターや出張所で需要があると思うのですが、この後、続けていく可能性はありますか。 ○斉藤福祉保健部長   本来8月18日の予定を、夏休みが終わる8月25日まで延長するということで御了承いただきました。今の感染状況等を見れば、8月25日で終わっていいのかという疑問も確かにあろうと思います。今後、早急に検討していきたいと思っていますので、その際は皆様に御連絡と御相談をさせていただきたいと思っています。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○馬見塚委員   自宅療養ホテル療養とどちらかを選べるということですが、地域の人から言われるのは、新型コロナウイルス感染症にかかったら全員がホテル療養に入れるのかという相談です。その点はそれでいいのかというのが1点。  それと、今日の大分合同新聞を見たら、いわゆる自宅療養か宿泊準備という方々が595人います。現実的に言えば、その人たち全員がホテルに入りたいと言ったときにはホテルがパンクする状態にあろうかと思うのですが、それも含めて今どうなっているかというのを、もう少し説明をいただければと思います。 ○斉藤福祉保健部長   まず、基本的に、陽性になれば選べるということではなく、調整はしないといけません。その人の状況によって自宅療養になるのか、ホテル療養になるのか、入院になるのかということですけど、まずは自宅療養からということです。軽症はもちろんここから出発します。  現在、数に限りがありますし、日々200人程度の陽性者が出ていますから、仮にホテルの100床を借りても1日で埋まってしまうという状況になります。  今、保健所は健康観察を1日に数回やっております。それをきちんと滞りなくやれているという認識を持っていますので、今後はその方の重症度によって、自宅療養からホテル療養、病院とつながっていくという認識をしていただきたいと思っております。  先ほど言いましたように、現在、大分市は入院が66名でホテル療養が324名、自宅療養が140名という数字になります。その症状を見ながら自宅療養からホテル療養に推移していきたいと考えております。  ホテル療養に関しては、1施設に医師が常駐しております。ただ、自宅療養者も先生に直接電話ができて、いわゆる症状を訴えて、薬を処方してもらい、保健所の職員なり自宅の家族が取りに行ったりするシステムができました。そういうことも含めて、日々対応していくという状況でございます。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   ホテル療養についてもう少しお伺いしますが、ホテル療養の期間は何日ですか。 ○斉藤福祉保健部長   基本的に10日間です。 ○斉藤委員   デルタ株に置き換わる前は、10日すれば感染力が弱まるということで療養期間が10日間と聞いたのですが、果たしてデルタ株はそれでいいのかという不安があります。もしかしたら別の部署かもしれないですが、ホテル療養から帰られた後の物資の支援は何か行われていますか。 ○後藤保健予防課長   ホテルで10日間療養して、もし体調等が悪ければホテル療養を延長ということもありますし、退院された後、もし体調が優れない場合等があれば、こちらに連絡していただく形で、対応しております。 ○斉藤委員   体調管理はもちろん重要ですけれど、ホテルから出た後に、今後の生活があるから買物に出るわけですよね。それが果たして大丈夫なのかというのが心配です。福岡県では、行政からトイレットペーパーなり、レトルト食品なり、身近な雑貨が送られてきます。その辺について、ほかの部署や社会福祉協議会とも連携を取って、例えば、フードバンクとか県に聞いて、何かそういうものの検討が必要ではないかと思いますので、ぜひ、検討課題にしていただきたいと思います。  それから、ホテルの中で、薬の処方が可能だというのはとてもよいことだと思うのですが、都会では、自宅療養の際に例えばパルスオキシメーターがなかなか来ない状況があるみたいですけど、市では自宅療養の方への対応はどのようになっていますか。 ○後藤保健予防課長   自宅療養者の対応につきましては、健康観察として、原則全員にパルスオキシメーターを貸与しております。それと、先ほどホテル療養のドクターとあったのですが、大分市として自宅療養者等の体調が優れなかった場合は、保健所に連絡していただいた際に、医師会と委託契約をしている担当のドクターと電話診療等をして、必要であれば処方箋を出してもらい、薬を届ける体制を取っております。 ○斉藤委員   とても重要な対応で、いいことだと思うのですが、その際に連絡する保健所の電話はすぐにつながるようになっていますか。 ○後藤保健予防課長   連絡先等はしっかり決めており、すぐにつながる体制を取っております。 ○斉藤委員   緊急の連絡先はきちんとしていただき、何回かけてもつながらないというのでは困るので、その辺りの確認をしっかりとしていただきたいと思います。  それから、保健所に寄せられた相談ですが、恐らく自宅療養の方も含めて、医療的な質問が物すごく必要になると思います。例えば、体調が悪くなって、医者にかかって飲んでいる薬があると。その間に、陽性反応になって、薬がなくなってしまったなんてことになったときは、どうすればいいのでしょうか。もちろん体調が悪ければ、またその薬の処方ということになるのでしょうけど、判断がなかなか難しいと思うのですが、そういう医学的な対応はできていますか。 ○後藤保健予防課長   先ほど言いましたように、自宅療養者につきましては、医師会の先生に当番医ということで対応していただいておりますので、保健所に相談が寄せられれば、ドクターと直接電話診療で対応をしていただいて、そのときにお薬を出していただくという対応を取ってあります。 ○斉藤委員   医者からすれば、素朴な疑問になるようなことも多いかもしれませんが、とても不安だろうと思いますので、しっかりその辺は対応ができるようにしておいてください。  それから、抗原検査センターの出張所についてです。お盆の間も、大雨の中、職員の皆さんは本当に頑張っていらっしゃったのですが、例えばあけのアクロスタウンの出張所では行列が1時間半待ちだったと。2枚書く同意書を、もう少し簡単にできないのかと思ったのですがどうでしょうか。職員の手間もかかるし、特に雨の中でしたから、書くのを戸惑っているかと思ったんです。 ○衛藤保健総務課長   確かに、来ていただいた方にお配りする前に同意書を書いていただいております。特に御家族分となりますとかなりの枚数になります。書くのにかなり時間を取りましたので、現在は代表の方にはきちんと書いていただいて、家族の分の方については、名前と生年月日を書いていただければ後はホッチキスで留めて1つの文書にという形で、なるべく早く書けるように努めているところです。 ○斉藤委員   ありがとうございます。利用された方々は娘さんが帰って来られたときに安心だったということで、とても感謝していました。先日、市長にも直接言っておりますが、なるべく手間がかからないようスムーズにし、1時間半待ちの行列が少しでも解消できるように、ぜひ柔軟な対応をお願いしたいと思います。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○川邉副委員長   自宅療養のことで関連ですが、先ほど御報告がありましたように、入院中の方が542人でホテル療養が324人ですが、自宅療養の方は何人いますか。 ○斉藤福祉保健部長   本日70人が自宅療養で待機と伺っておりますので、大分市は140人ということです。 ○川邉副委員長   連絡をすぐ取れるようにと斉藤委員からも御指摘がありましたけど、夜間の連絡が取りづらいという御意見をいただきました。  どうしても自宅療養しているときに、昼間よりも夜間のほうが不安な気持ちになるという御意見をたくさんいただいています。そういう場合、電話をしたら、保健所の守衛が出て、今対応できませんと言われて、すごく不安な気持ちになると御意見をいただいたのですが、その辺の対応は何か考えていらっしゃいますか。 ○後藤保健予防課長   夜間の対応につきましては、保健所の代表電話にかけていただくと、先ほどおっしゃられましたように守衛が対応し、その後、保健師に連絡が入りまして、保健師から自宅療養中の患者等と連絡を取って対応しております。 ○川邉副委員長   本当に体調が急変して、息苦しいとか、胸が痛いとなったときは、救急車を呼ぶのですか。 ○後藤保健予防課長   必要に応じて夜間でも保健師が自宅を訪問したり、体調が急変した場合は、救急車等を呼んで病院に搬送したりしております。 ○川邉副委員長   今までそういう方はいらっしゃいましたか。 ○後藤保健予防課長   そういう実績はございます。 ○川邉副委員長   もう一つ、ホテル療養についてです。ホテル療養のときの食事について御意見をいただいたことがあって、ホテル療養者に食事を届けていると思うのですが、食事内容を見たらすごく油っこい物で、普通の健康な方が食べるような食事内容でした。その辺は何か把握していますか。 ○後藤保健予防課長   ホテル療養については県が担当しておりますので、そういう声があったと県に要望しておきたいと思います。 ○川邉副委員長   できれば、私も写真を見せていただいたのですが、本当に油っこい物ばかりで、熱が高かったりしたときには、そういう食事はとても喉を通らないという御指摘をいただきました。大変申し訳ないのですが、要望として県にも伝えてください。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   追加ですが、子供と一緒にホテル療養をする場合に、子供が大変かと思うので、具体的には申しませんが、その辺の配慮を併せて検討してほしいと県に要望してください。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○松下委員   部局が違うので分かる範囲で教えていただきたいのですが、先ほどあった救急搬送の関係で、入院が必要になった場合に、なかなか病院が見つからないことが他県ではあるようですが、大分市の場合はそういった案件があったのか教えてください。 ○斉藤福祉保健部長   先週の庁議の際に、消防局長の報告の中で、救急搬送はもちろんありますが、いわゆる都会で言っているように受入先がないとか、たらい回しになったとかは1件もないと報告を受けております。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、次に参ります。  次に、新型コロナウイルスワクチン接種についての報告を受けます。  執行部の説明をお願いします。 ○後藤保健予防課長   それでは、資料報告事項の2を御覧ください。  1の接種券の発送についてです。75歳以上の方は4月26日に、65歳以上74歳以下の方には6月1日に、16歳以上64歳以下の方は7月1日に、12歳以上15歳以下の方については8月13日に発送いたしました。
     12歳になる方については、満12歳になってから接種可能となりますので、今後は誕生日月の翌月初旬頃に接種券をお送りする予定としております。  2のワクチンの供給状況についてです。4月9日の第1回目の到着分から8月15日までに、合計で37万5,180回分のワクチンが入荷されています。今後、8月16日から29日までの2週間に3万6,270回分、8月30日から9月12日までの2週間に4万3,290回分のワクチンが届く予定となっており、合計で45万4,740回分、人数にして22万7,370人分のワクチンが確保されています。  3のワクチンの接種状況についてです。65歳以上の高齢者については、7月末までの接種完了を目指して行ってきましたが、国が公表しておりますVRSワクチン接種記録システムによる集計では、8月18日現在、1回目の接種回数が11万5,118回、接種率は89.6%、2回目の接種は10万9,765回、接種率は85.4%となっており、接種率の予約受付状況などから接種を希望する方の接種がおおむね完了したものと考えております。  全年代の人口から見た状況では、1回目の接種回数が17万4,487回、接種率は36.5%、2回目の接種は14万40回、接種率は29.3%となっています。  接種場所は、8月18日現在、接種センターは九州電力大分支店会場、大分こども病院会場、大分センチュリーホテル会場の3か所、医療機関は228か所となっております。  なお、市内の小中学校の教職員の優先接種を実施しておりました大分センチュリーホテルは、8月22日昨日で希望する方の接種が終了いたしましたので、今後、接種センターは2か所となります。  4のコールセンターの問合せ件数についてです。3月1日にコールセンターを開設し、市民の皆様からの問合せや予約の受付を行っているところです。  接種券をお送りした直後や予約開始直後には、コールセンターに電話がつながらないといった声が多く寄せられましたことから、当初20回線で対応していたものを、段階的に回線を増設し、現在53回線で対応しております。  月別の件数は御覧のとおりとなっております。  6月1日の65歳以上74歳以下の接種券発送後、問合せ件数については、多いときは1日3,000件を超える日もございましたが、それ以降は、新たな年齢区分の予約開始日や予約枠の開放日には一時的に1,000件を超えることもありますが、8月に入ってからは500件を下回る日が多くなっている状況です。  5の新型コロナワクチン接種証明書についてですが、予防接種を受けた方で海外渡航の予定がある方を対象に、接種証明書の申請を7月26日から受け付けております。保健予防課の窓口と郵便による受付となっており、8月18日現在で128件の申請を受け付けております。  6の教職員に対する接種状況についてですが、大分県では教職員等を優先接種の対象とし、本市においても、市内の小中学校に勤務する教職員等に対し、7月12日から大分センチュリーホテルにおいて優先接種を行い、8月22日まで行いました。  7の新型コロナウイルスワクチン接種キャンセル待ち申請受付状況についてですが、体調不良ややむを得ない急用などでキャンセルが出た場合に、余ったワクチンを有効活用するため、キャンセル待ち申請受付を8月19日から開始いたしました。  大分県の電子申請システムの簡易申請手続を活用することにより登録できます。  接種センターや医療機関でキャンセルが出た場合は、コールセンターから先着順に電話で連絡いたします。  初日の申請件数は1,699件で、そのうち7人の方がキャンセル対応により接種を受けたところです。  次のページです。8の今後の計画についてですが、働く世代のワクチン接種推進のため、九州電力大分支店会場で9月13日から平日の夜間接種を開始できるよう、現在、九州電力側と協議を進めているところでございます。本市の案といたしましては、接種時間は午後からの開始とし、14時から21時30分までとしたいと考えております。  なお、土日につきましては、現行どおり9時から18時までとしたいと考えております。  予約の開始は8月30日からできればと考えております。  次に、(2)予約開始時期の前倒しについてです。  40歳以上49歳以下の方については、予定どおり9月6日の月曜日から予約受付を開始いたします。  12歳以上39歳以下の方、約13万6,500人に対しては、当初9月20日を予定していましたが、9月6日に前倒しして予約受付を開始いたします。予約の空き状況があれば、この日以降、全世代において接種が可能となります。  9のその他についてです。  1の県営接種センターの開設についてです。大分県では県営の接種センターを開始いたします。開設場所は県庁新館の14階展望ホールで、開設期間は9月1日から11月30日まで、開設時間は、月曜から金曜日までは18時30分から21時30分まで、土曜日曜は9時から19時までとなっております。  対象者は59歳以下の県民、接種回数は月曜から金曜までは1日当たり250人、土日は1日当たり800回となっております。  予約方法については、大分市民については一定の予約枠をいただいておりますことから、大分市のコールセンターの予約サイトを通じて予約を行っていただくこととなっております。予約の開始日は、50歳以上は8月21日からで、接種開始は9月1日から。12歳以上の予約開始日は9月5日からで、接種開始時期は10月13日からとなっております。  次に、(2)の職域接種についてです。  8月17日時点で承認済みの大分市内の事業所等は10事業所となっています。既に接種が開始されている事業所等やこれから開始される事業所を含め、接種予定人数の合計は2万3,668人となっております。  使用されるワクチンについては、モデルナ製のワクチンとなっております。その職域接種が進むことにより、市民全体の接種の加速化度が進むことになります。  参考の欄には、ワクチン接種証明書、ワクチンパスポートの見本を掲載しております。  今後とも、ワクチン接種に関する市民の皆様への情報提供につきましては、市報やホームページなどを通じて、引き続き迅速で丁寧な広報に努めてまいりたいと考えております。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありました。委員の皆さんで、意見、質問はありませんか。 ○斉藤委員   まず、ワクチンの供給ですが、一旦、国から県に入ったものを県が市町村に分配していると聞いています。予定どおりの数というのは、県に入ってきているのでしょうか。 ○後藤福祉保健部審議監   まず、国から県にワクチンが入ります。それは資料にもありましたように、7月30日から8月12日まで、いわゆる国では13クールまでというのですが、この量は確定しております。第14、15クールにつきましても、ここで大分市にたくさん分配していただけるように、県にお願いしているところです。 ○斉藤委員   ありがとうございます。その厚生労働省のクールの見方が、とても難しくて、結局、100%求めている分が100%もらえてはないということですか。県が要望している数の確保はどんな状況か教えてください。 ○後藤福祉保健部審議監   ワクチンの配付は、人口に応じた基本枠と、その後、調整枠ということで国から県に入って、県が各市町村に配るようになっています。それで、当然、各市町村によって接種率が異なっておりますので、大分県内では各市町村の接種率が高い状況になっており、先ほど言いましたように、14、15クールにつきましては、そこを県に調整して、市町村で調整できる分は大分市に回していただくようにお願いをしています。 ○斉藤委員   もう1点、ケア労働者への接種の状況というのはどのようになっていますか。 ○後藤福祉保健部審議監   まず、保育士につきましては、県営の接種センターで集団接種が行われている状況です。それから、教職員につきましても、先ほど保健予防課長が説明したとおりです。それから、介護、障害者入所施設等の従事者につきましては意向調査を行い、その入所施設の嘱託員によって、入所者と併せて接種が進んでいると聞いております。  また、そのときに入所施設の職員以外の訪問や、自宅や通所の職員も一緒に接種を進めていると聞いております。  また、障害者施設につきましても、障害者の施設協議会が中心となって、利用者、施設職員、それから家族と一緒になって接種を進めている状況であります。  また、県営センターでも保育士以外に、障害者施設従事者、特に高齢者施設の従事者も含まれた方たちが接種を行っております。 ○斉藤委員   放課後デイサービスから寄せられた相談ですが、例えば職員の数は限られているけど、ワクチン接種を皆でしなければいけない状況だったと。副反応等を考えるとちょっとそれは厳しいということで躊躇されていると聞きました。結局、何人かは受けずに別枠で探すとなったそうで、こうしないと施設の運営に関わるのでという声をいただきました。  ワクチン接種の受け方は、その施設の運営の状況とか職員の状況で、非常に影響が出てくると思うので、一斉に受けるというのはリスクが高いわけです。みんなが副反応で動けなくなったら施設を閉めないといけない。ぜひ、その辺りの配慮をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○佐藤委員   教職員の接種状況について、昨日、会場を閉鎖されたということですが、教職員はワクチン接種が2回とも終わっているということですか。 ○後藤福祉保健部審議監   そのとおりです。 ○佐藤委員   これから64歳以下の方々が接種を控えているという状況だと思うのですが、キャンセル待ちについて、多くの方が申請をされていますが、実際には7件の対応になっています。キャンセルされる方が7件ということで、非常に今の65歳以上の対象の方々についても、接種したいという方々が非常に多いと思います。これから64歳以下の人数を見ますと約29万人ということで、これまで以上に対応を広げていく必要があると思っています。そこで、県営の接種センターも開設されますが、市として、また新たな接種センターを開設するという検討はされていますか。 ○後藤福祉保健部審議監   今のところ、ワクチンの供給量によりますが、ワクチンの量が以前は2週間に6万回分から9万回分が入っていたのが、今は3万回分から4万回分しか入っておりませんので、少しペースが落ちております。今後のワクチンの状況によりますけれども、現在のところ、今後、九州電力大分支店会場の接種人数を増やしていくとか、また、医療機関で接種する回数を増やしていただくなどの対応を考えておりますので、今のところ新たな接種センターは県営の接種センターでと考えております。 ○斉藤福祉保健部長   以前は9万回分ほどのワクチンが入ってきていました。今、大分市では接種センターと個人病院で、1週間で約3万人分のワクチンを打てます。しかし、やはりワクチンが入ってこないので、今、約1万5,000回分とワクチン接種を抑えている状況でございます。9月から県の枠がかなりいただけることが予想されますので、かなり挽回していけると認識しております。 ○佐藤委員   今後のワクチンの入荷状況にもよると思うのですが、部長がおっしゃったように、ワクチンの供給量について、要望する数がどんどん入ってくるという状況が見据えられた場合には、非常に大変だと思うのですが、接種センターについても接種回数を増やせるような対策を要望したいと思います。 ○足立委員長   ほかの委員さん、ありませんか。 ○松下委員   まず1点は、先ほど斉藤委員も放課後デイサービスの方のことを言っていましたが、私も相談を受けました。当初、児童養護施設等の方が優先接種に入っていなかったということがありました。それで、様々な方を対象にして実施している例えばフリースクールであるとか、そういったところの漏れがないように、子供を預かったりしているところについては、ぜひ市と県と連携して、優先接種の対象に広げていただくようにしていただきたい。  例えば、児童養護施設も、特に県営でやったけど、そこでスタッフの体制に無理があるということで接種できないという実態もあります。なので、そこの実態をよく把握して、調整をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。  あと、もう一つは、県営の接種センターで接種をするということで、これは県民全体ということになれば、当然、大分市民も含まれるわけなので、大分市の接種券の配付状況などと含めて、市が設置している接種センターと県営の接種センターとの関係について、接種場所はどちらでもいいとなろうかと思うのですが、そこの区分けをきっちりやっていただくよう、お願いしたいと思います。  それと、もう1点は職域接種についてです。以前よりは広げていったと思うのですが、まだ、かなり希望があるのではないかと思いますので、そこをどの程度把握しているのかと、前回の厚生常任委員会の際にも聞きましたが、市が行う接種でやった場合と職域接種でやった場合を市全体としての接種状況に反映できているのかを確認したいです。 ○後藤福祉保健部審議監   県営の接種センターは市の予約サイトに入るときに、きちんと県営の接種センターということで区分けができております。それから、職域接種で読み込まれた分は、市の接種率に反映をされております。 ○松下委員   あと、職域接種で希望したけど、なかなか対象にならないというところがあったと聞きますが、今現在はどうでしょうか。 ○後藤福祉保健部審議監   以前、職域接種を当初7月から国が行うことで申請を受け付けておりましたけれども、一時凍結されております。  現在、県の情報から我々は入手するのですが、現在分かっている事業所が10事業所でございます。また、県に引き続き情報を提供してもらえるようにお願いをしております。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○川邉副委員長   職域接種の関連ですが、申請が一時凍結されていて、会場を確保したり、医者を確保したりしたのに、なかなかワクチン接種が進まないという御意見をいただいたことがあります。今は順調に進んでいるという認識でよろしいでしょうか。  それと、もう一つは、副反応の御報告はありましたでしょうか。例えば、アナフィラキシーショックとかアレルギー反応とかです。今までワクチン接種をした方の中で、多少は腕が痛かったり熱が出たりするというのは聞いていますが、重篤な副反応の御報告とかがあれば教えてください。 ○後藤福祉保健部審議監   当初、職域接種の数は、県の情報から大分市全体で約20事業所ほどと聞いておりましたけれども、現在、公表できる事業所は10事業所でございます。  事業所の情報につきましては、県を通じての情報になりますので、引き続き情報収集に努めていきたいと思います。多くの企業が職域接種をしていただくようにお願いしたいと思っております。  それから、副反応については8月7日現在、副反応疑いの報告が78件上がっております。そのうち重い症状が23件ございます。23件のうちアナフィラキシーショックが8件、その他の症状、発熱、倦怠感、筋肉痛等が13件、死亡案件が2件となっております。 ○川邉副委員長   この副反応について、全て国が補償するとなっていますけど、それは国に報告を上げるなど、どういう流れになるのでしょうか。 ○後藤福祉保健部審議監   今の案件は国に報告になりますけれども、このワクチンでの影響という因果関係はまだはっきりしておりませんので、今の段階では、はっきり言えないところでございます。  ワクチンの影響で仮に亡くなられたとか、反応があったとかいうところまでは、まだ調査は進んでおりません。 ○川邉副委員長   はっきり分かったというか、認定とかがあったときは御報告をお願いします。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   死亡案件が2件という考え方ですが、例えば、基準が打って何日以内とか何かありますか。 ○後藤保健予防課長 
     先ほど申しましたように、それはあくまでも副反応疑い報告書ということで、予防接種を受けた方でそれが原因ではないかと疑われる症状を呈しているときは、医療機関や医師が出すように、報告を求めるようになっております。  この先ほどの死亡案件が2件というものも、今、副反応疑い報告書として出ているのですが、死亡案件と因果関係があるかどうかというのは国の審議会で審議されますので、あくまでも今報告として上がっている状況でございます。 ○斉藤委員   川邉副委員長が言われましたけれども、国がきちんとその報告をするのはいつになるかというのは本当に分からないだろうと思うのですが、一刻も早く明確にしてほしいと国には求めていただきたいと思いますので、要望しておきます。 ○足立委員長   それでは、この案件について、ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、5分間換気のために休憩します。                                    午前11時0分休憩                                    午前11時5分再開 ○足立委員長   それでは再開いたします。  令和2年度人権に関する市民意識調査報告書についての報告を受けます。  執行部の説明をお願いします。 ○佐藤人権・同和対策課長   本調査は、市民の人権・同和問題に関する意識の現状を把握、分析し、今後の人権教育・啓発に関する施策を効果的に推進するための基礎資料とすることを目的に、平成22年度から5年ごとに行い、今回が第3回目となります。  調査対象は、住民基本台帳に記載された18歳以上の市民のうち3,000人を対象といたしました。  調査期間でございますが、当初、令和2年7月中旬を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症に関連する不当な差別や偏見が社会問題となっておりましたことから、冷静な状況下での意識を把握することが難しいと判断し、令和3年1月21日から2月11日までの間に変更して実施いたしました。  調査結果につきましては、発行調査票数3,000に対して、有効回収調査票数が1,679、回収率は56%でございます。  報告書につきましては、調査結果を集計、分析後、作成いたしましたので、委員の皆様にお配りをさせていただきます。  なお、報告書の概要版につきましては、現在作成しておりますので、出来上がり次第、改めてお配りをさせていただきます。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんで質問、意見はありませんか。 ○斉藤委員   ほとんど同和問題に関する調査ということになっています。それで、人権に関する意識というのは、いつも言っているとおり同和問題ばかりではないわけです。コロナ禍の中では特にです。また、女性の男女共同参画という中で、本当にステージが変わっていると思います。ぜひ、税金を使って実施する調査ですから、公平に、同和問題に偏らず調査をするということを行っていただきたいと思います。  それから、部落差別解消推進法については議員立法でできましたけれども、一旦は総務省も終了したとしております。そういう事業をまた、吹き返してしまったわけで、概要版を今作っているとおっしゃいましたけれども、この法律については必ず附則を載せてください。附則の中に、やはり過去の過ちを繰り返さないという非常に重要な部分が入っていますので、附則を載せることを強く要望しておきたいと思いますので、御検討をお願いします。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、執行部から報告事項として以上でありますが、委員の皆さん、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   執行部で、その他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○足立委員長   以上で、報告事項についての説明を終ります。  次に、評価対象事務事業について執行部から説明を受けたいと思います。  関係職員以外は退席をお願いします。  〔執行部退席〕 ○足立委員長   それでは、評価対象事務事業につきまして、今回の調査研究に当たっては、事務事業評価の事前審査とならないよう留意したいと思いますので、本日の委員会においては、執行部からの説明の後は、説明及び資料に関する質問のみを行い、意見や要望等は言わないようにしたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、最初に障がい児通所支援事業についての説明をお願いいたします。 ○田崎障害福祉課長   本事業は、平成24年度に障害児を対象とした支援制度が児童福祉法に一本化されたことに伴い創設されたものです。  障害児の支援については児童福祉法に規定されており、資料上段に記載のとおり、都道府県が施設入所のサービス、施設入所支援を行っております。  また、障害児通所支援につきましては市町村が行っており、法に基づいて全国の自治体が一律に体系化されたサービスを障害児に提供しています。  資料の中ほどを御覧ください。障がい児通所支援事業を希望する方は、基本的な事務の流れとしましては、まず、市町村に申請を行い、障害児相談支援を行う事業所に計画の作成を依頼します。依頼を受けた障害児相談支援事業所は、保護者や子供と相談をしながら、子供に適したサービスを利用するための計画、サービス利用計画書を作成し、本市に提出をいたします。そして、保護者や障害児の意向を踏まえ、障害児通所支援のうちの児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス等のそれぞれのサービスが提供されることになります。  障害児相談支援事業所はサービスが支給開始された後も、必要に応じておおむね6か月ごとにモニタリングによる計画の見直しを行い、子供の状態に応じたサービスが提供できるようにしています。  それでは、障害児通所支援の具体的なサービスについて御説明いたします。緑のところに記載しているものです。  まず、児童発達支援は、対象者は主に未就学の障害児で、サービスの内容は日常生活の基本的な動作の指導、知識・技術の付与、集団生活への適応訓練などを行っており、障害児が通う保育所・幼稚園に相当するものです。  児童発達支援を行う施設には児童発達支援センターと児童発達支援事業所があり、児童発達支援センターは地域の中核的な施設として、利用者以外の障害児やその家族への相談対応、また後ほど説明いたします保育所等訪問支援など、障害児を預かる施設への援助・支援などを行っており、2の児童発達支援事業所に地域相談などの機能が付与されたものです。  次の、医療型児童発達支援は、肢体不自由などで医療的管理下での支援が必要と認められる障害児を対象に、児童発達支援のサービスに加えて医療の提供を行うものです。  3段目の緑のところですが、放課後等デイサービスは、学校教育法に規定する学校のうち、幼稚園・大学を除く、主として小学校から高校までに通う障害児を対象に、日常生活を送る上で必要な訓練の実施、絵画の作製等創作的な活動、また地域との交流や、放課後の余暇の提供などのサービスを行っており、施設は障害児が通う児童育成クラブに相当するものです。  放課後等デイサービスは、学校教育と放課後等デイサービスが一貫して実施できるように、学校と放課後等デイサービス事業所間の送迎も行っております。  居宅訪問型児童発達支援は、重度の障害で通所サービスを受けるための外出が困難な障害児、例えば、人工呼吸器をはじめ自宅で特別な治療が必要な障害児や、外出により感染症にかかるおそれがある障害児などを対象に、障害児のそれぞれの居宅に訪問して、児童発達支援のサービスを提供するものです。  一番下の保育所等訪問支援につきましては、保育所、幼稚園、小学校、特別支援学校等で集団生活を行う障害児と保育所・学校等の保育士、教員を対象に行うもので、保育所等訪問支援を行う事業者が、保育所等を訪問し、集団活動を送る上で必要な訓練を障害児本人に行うとともに、教職員に対しては障害児の特性を伝え、保育所等の安定した利用を促すものです。  障害児通所支援は、児童福祉法に実施が規定されたもので、障害のある児童が身近な地域で適切な支援を受けるため、その必要性は非常に高いと考えております。  事業費やコストにつきましては、また9月議会において、事務事業評価シートを用いて御説明させていただきますが、給付費につきましては国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を負担しております。  本市としましては、障がい児通所支援事業を必要とする方に、適切かつ確実にサービスを提供するため、財源の確保に努めてまいりたいと考えています。 ○足立委員長   ただいまの案件につきまして、委員の皆さんから説明及び資料についての質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   次に、ひとり暮らし高齢者愛訪問事業について説明をお願いいたします。 ○山本長寿福祉課長   はじめに、事業名の誤りにつきましてお詫びいたします。事業名が、ひとり暮らし老人となっておりましたが、正しくは、ひとり暮らし高齢者です。誤りがありまして申し訳ございませんでした。  本事業は昭和51年より、大分ヤクルト販売との委託契約によりまして、乳酸菌飲料の配達を通じて、ひとり暮らし高齢者宅を訪問し、安否確認と孤独感の解消に努めることを目的としております。  対象者は市内の75歳以上のひとり暮らし高齢者で、近所に近親者や毎日の状況を確認する者がいない者としており、配達している飲料はニューヤクルトという商品で、委託単価は税込み39.9円です。  利用の手続きは、民生委員・児童委員が、見守り活動や実態調査などで把握した対象者を市に申し出るものです。  内容は、ヤクルトの配達員が、原則2日に1回訪問し、乳酸菌飲料を手渡すなどの方法で安否確認を行います。応答がない場合や前回の飲料を取っていないなどの場合は、長寿福祉課に通報し、当課では、登録している緊急連絡先への電話や現地確認などをしております。  事業の実績ですが、令和2年度の事業費は3,357万5,000円で、5,873人の見守りを実施いたしました。安否確認の通報も1,249件あり、年々増加している状況です。  一方、過去3年間で救急搬送などが3件、死亡後に発見した事例が9件ございました。今年度も現時点で、救急搬送し一命を取り留めた事案が1件あったところです。 ○足立委員長   ただいまの案件につきまして、委員の皆さんから説明及び資料についての質問はありませんか。よろしいでしょうか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   以上で、評価対象事務事業についての説明を終了いたします。  委員の皆さんから、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   執行部、その他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○足立委員長   それでは、以上で福祉保健部からの説明を終了いたします。  それでは、ここで説明員を交代させます。福祉保健部の皆さんは退席をお願います。  〔執行部入替〕 ○足立委員長   次に、子どもすこやか部から評価対象事務事業についての説明を受けたいと思います。  それでは、放課後児童支援コーディネーター事業について御説明をお願いいたします。 ○安東子育て支援課政策監   厚生3の資料を御覧ください。  まず、事業の目的につきましては、放課後児童クラブ、保護者、学校等と連携を図りながら、特に配慮を要する児童が、その発達段階や個性に応じて、安心して放課後を過ごすことができるよう、放課後児童支援コーディネーターを設置し、保護者やクラブに指導・助言を行うこととしております。  続きまして、支援内容についてですが、1、クラブからの相談を受け、現地に出向いて児童の様子を観察したり面談するなどして、児童がどういう状態なのか確認を行い、障害の程度等を判断すること。2、対象児童への今後の対応や接し方、過ごし方等を指導員に助言・指導すること。3、クラブのみで解決できない場合は、保護者や学校、スクールソーシャルワーカー及びクラブの指導員や会長等の関係者と連携し、対象児童にとって適切な居場所を確保できるよう調整を行うこと。4、対象児童及びその保護者から相談を受けた場合に、保護者へ丁寧に助言・指導・説明を行うこと。5、指導員の資質向上を図るため、定期的に研修会を実施することなどです。  次に、事業のスケジュールにつきましては、記載のとおり、年間を通じて、順次、巡回しておりますが、早急な対応が必要な場合は優先して訪問などいたしております。  次に、相談実績件数につきましては、形態別、内容別ともに令和2年度の延べ件数を記載しております。  同じ日に、幾つかのクラブを巡回しており、同じ児童に対して立場の違う方からおのおの相談を受けたり、複数の児童について同様の相談を受けることも多くあるような状況です。
     また、支援が必要な児童のことだけでなく、様々な相談を受けておりますことから、内容別の相談実績のとおり、件数がかなり多くなっております。  次に、右のページに移りまして、支援が必要な児童数の推移につきましては、各年度の4月1日付現在の人数を記載しております。  対象児童につきましては、平成30年度は97人でしたが、令和3年度は137人と支援が必要な児童数は増加傾向にあり、併せて、受入れクラブも毎年増えている状況です。  次に、研修内容につきましては、指導員の資質向上を図ることを目的に研修を実施しており、年6回の座学やグループワーク中心の研修会と、各クラブを会場としてほかのクラブの指導員が見学や指導方法などを学ぶ実地研修を10か所程度で実施しております。  昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大防止により、中止したものや人数制限を行い実施した研修もあり、本年度におきましても、感染拡大に留意しながら対応いたしております。  次に、巡回箇所数ですが、各小学校区全てで実施している児童育成クラブ54クラブと、民間事業者が運営する民間放課後児童クラブ16クラブの計70クラブ全てを巡回しております。  民間放課後児童クラブにつきましては、民間事業者からの要望により、令和元年度から巡回相談を始めたところです。  最後に、コーディネーターについてでございますが、小学校との情報共有や連携が必要不可欠であり、小学校教諭の経験者や、障害のある児童への対応等については専門的知識が必要なことから、学校心理士等の資格を有している方や、心理や教育関係の相談業務に従事した経験のある方などが望ましいと考えており、現在、元小学校長で学校心理士の会計年度任用職員2名を配置しております。 ○足立委員長   ただいまの案件につきまして、委員の皆さんから説明及び資料についての質問はありませんか。 ○穴見委員   コーディネーターが2名とありましたが、2名で全校を見ているということですか。 ○安東子育て支援課政策監   2名配置しておりまして、2名で一緒に行くときもありますし、別々に手分けして訪問するときもあります。 ○穴見委員   確認ですけど、コーディネーターは、クラブの指導員たちと面談されるわけであって、対象となる児童と直接話したりなどはされないということでいいですか。 ○安東子育て支援課政策監   児童と直接話すこともありますし、指導員と話すことや保護者と話すこともあります。状況に応じていろいろな対応をしております。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○松下委員   民間放課後児童クラブを含めると対象クラブは70か所と言っておりましたが、令和3年度は54クラブで受け入れているというのは、これは児童育成クラブと民間放課後児童クラブの両方が入っているということでよろしいでしょうか。 ○安東子育て支援課政策監   児童育成クラブが54クラブと、民間放課後児童クラブが16クラブで合計70クラブですが、全てのクラブに訪問指導、巡回指導をしております。 ○松下委員   54クラブの137名というのは、児童育成クラブと民間放課後児童クラブを合わせての対象54クラブということなんでしょうか。 ○安東子育て支援課政策監   そのとおりでございます。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○岩川委員   聞き漏れたかもしれないですが、コーディネーターは何人いらっしゃるのですか。 ○安東子育て支援課政策監   2名です。 ○岩川委員   コーディネーターの年齢は何歳ですか。 ○安東子育て支援課政策監   67歳と68歳の二人です。 ○岩川委員   ちなみにコーディネーターになりたい人はいないのでしょうか。募集はしていますか。 ○安東子育て支援課政策監   募集をかけておりますが、学校心理士等の資格などを持っている、経験を積んだ臨床心理士や学校教諭の経験者ということで、なかなか適任の方がいないということもあります。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   一斉研修会についての資料と発達障害のある子の理解と対応支援についての資料をいただきたいと思いますのでお願いします。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、委員の皆さんから、その他として何かありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   執行部で、その他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○足立委員長   以上で、子どもすこやか部からの説明を終了いたします。  続いて、今後の調査研究について協議を行いますので、説明員の皆さんは退席をお願いします。お疲れさまでした。  〔執行部退席〕 ○足立委員長   それでは、評価対象事務事業についての説明を受けましたが、今後の調査研究については、各会派、議員個人により進めていただくということでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、そのようにいたします。  それでは、本日の厚生常任委員会は終了いたします。ありがとうございました。                              午前11時37分散会...